SSK-O

摂食機能と食事形態判別表

SSK-O(エスエスコ)
新宿食支援研究会では、最も現場に介入する介護職の食の知識向上を大きな目標の1つとしている。
そこで、ホームヘルパーとケアマネジャーに
「食事場面の問題点」は何か?というアンケート調査を行った。
その結果を以下に示す。

以上の結果より、「むせる」「なかなか飲み込まない」「口に溜めてしまう」が両職種ともトップ3であった。
そこで、この3つのキーワードだけで判別できる食形態判別表を作成した。

 

口が悪い(咀嚼障害)とのどが悪い(嚥下障害)とは以下に示す。

口(咀嚼)が悪い:口に溜めてしまう、なかなか飲み込まない
のど(嚥下)が悪い:むせる  *誤嚥していても むせない場合がある

この結果判定された結果を以下に当てはめて判別する。

咀嚼障害も嚥下障害もある場合はペースト、ゼリー。
咀嚼障害はないが嚥下障害がある場合はトロミを付与する、
嚥下障害はないが咀嚼障害がある場合はトロミは不要であるが軟菜にしていく。

SSK-Oは摂食機能の専門職が使用する想定で作成したわけではない。
あくまでも介護職が現場での目安として使用することを想定している。