料理が苦手

 例え料理が苦手であっても世の中には便利なものがたくさんあります。それらをうまく使うことで介護者だけでなく要介護者の食や栄養が豊かになります。ここでは介護食品、配食弁当、そしてコンビニの利用について解説します。

介護食品

 皆さん介護食ってご存知ですか?もしかしたら病院から退院をする時、「栄養食事指導」の場で紹介された方もいるかもしれませんね。実はこの介護食品、かなり多くの業者からかなりの数のものが出ています(介護食品協議会に参加企業からは全部で1750種)。皆さんはパンフレット、チラシや通販の冊子で目にされているかもしれませんね。
 さて、これらのものを見てみると、当然、レトルトだったり冷凍食品であったりという形態です。毎日のようにレトルトのものだけ食べるというのは味気ないかもしれませんが、毎日の食事の中で中継ぎとして使うのもいいかもしれません。しかも、単体で食べるというだけでなく、ひと手間加えることによって美味しさ倍増します!

 

参考HP 介護食品協議会
     介護食品プレゼン

活用例 介護食品アレンジレシピ(作成;マルハニチロ 三松)

 

配食弁当

 地域には配食弁当のシステムがあります。以前は美味しくないと思われていましたが、最近では美味しいと評判の業者も出てきました。配食弁当は管理栄養士などが栄養面をしっかりチェックしており、食形態もリクエストすることができます。塩分控えめや糖尿病に対応したメニューなどもあります。また、自治体の補助が出ているところもあり、コスト面でも低く抑えることができるかもしれません。
 しかし、3食365日弁当というわけにはいきません。昼と夜には対応できても朝食のサービスなどは基本ありません。また、大きな問題は、いくら美味しくても同じ業者から毎日頼んでいては飽きてしまいます。その辺も考慮して上手に使用する方法を考えましょう。

 

参考HP ライフデリ

活用例 栄養バッチリ♪簡単ランチ(作成;ライフデリ 桒原)

 

コンビニ利用

 都会にはコンビニが数多く存在します。例えば、東京都新宿区。18km²、33万人都市でコンビニ数は260以上。何と言っても食品が安定的にそろっており、品数豊富でカロリー数や栄養成分などが明記されているのが特徴です。最近では配達サービスなどもあり、大変利用しやすくなっています。とは言え、コストの面では障壁となることがあります。
 もちろん、品数豊富といえども毎日コンビニ食ばかりでは飽きてしまいます。そこで、一工夫することでさらなるバリエーションが広がります。

 

活用例 豚の角煮入りサンドイッチ(作成;エイヨ新宿♡ 清谷)